恐怖とは

2年ほど前のある日、

海外進出を機に長い髪をバッサリ

切ってしまおうと思い立った。


ショートヘアだった記憶や

イメージが湧かないままながらも


美容師さんに

思い切って相談したつもりだが


結果として

ショートヘアにはならなかった。


踏ん切りがついてないことを

見透かされていたのかもしれない。


ワタシとしては

ショートにしてみましょう!

と言ってもらいたかったのだが...


叶わず。


そのあともなんどか

短くしたいんです!


って、ことあるごとに

訴えた(⬅︎オオゲサ)つもりだが


美容師さんと対話しているうちに

ショートヘアの選択肢が

消えてしまうという事実。


ハッキリ

ショートにしてください!


と、オーダーすれば済むことなのに

ワタシの中にある恐怖に打ち勝てず。


その恐怖とは

似合わないかもしれない

である。


似合わなかったとしても

命を失うことはないのに、ね。


似合うかどうかは

やってみないとわからないし

本人が似合うと思っていたとしても

実際は似合っていないこともある。


だから

試しちゃえばいいのだ

とはいえ

お洋服を試着するかのように

お試しで短く

というわけにはなかなかいかない。


短く切ってしまったものを

元に戻すことはできないのだから。


ただ、また、短くしたい!

という気持ちが

フツフツと湧いてきた。


いつもと変わらず

恐怖心は芽生えてくる。


どちらかというと

変化を好む性分なのに

こと、髪を短くする、となると、

調和を優先したくなるんだな

というのは新たな発見ではあった。


ドキドキしながら

短くしたいんです!

とオーダー。


しかし

どんなショートヘアにしたいか?

というイメージは持ち合わせていない。


だから、お任せします!

と美容師さんに委ねるのみ。


ワタシに似合うように

短くしてもらえたら

どんなスタイルでもOKなんです、と。


すると、美容師さん、

ヘアカタログを開くこともなく

お返事もなかったりしたので


こんなオーダーで大丈夫ですか?

と一応、確認してみると

短くしちゃっていいんですね?

って逆に確認されたので

即答YES、でオーダー成立♡


娘には不評のショートヘアだけど

2年越しのショートヘアが叶って嬉しいし

なかなかイイ感じだよ(╹◡╹)♡


で、

ショートヘアの記憶がなかったはずなのに

ショートヘアになってみて

ショートヘアだった頃のことを思い出した(笑)


人間の記憶なんてあてにならないね。


でね、

ワタシのアタマの中を

スーッと通り抜けた閃きがあったの。


それは、ハッキリ

明言しないオーダーには対応しない、

という基準があるのかもしれないけど


お任せします!

かつ

ワタシに似合うスタイルで!


というオーダーに

恐怖を感じる美容師さんもいるのでは⁈


ということ。


なんとなく、だけど、ね。


恐怖って

思い込みに過ぎず

思い描いたことは99.9%以上は起こらない。


ただ、

フォーカスし続けたことは拡大するから

ときには現実化してしまうこともある、

というだけ。


無意識のうちに

命が危ぶまれるような錯覚をするけど

起こりそうなことを書き出して

冷静になって捉えてみたら

恐怖が幻であることに気づけるし

現実化しそうだというなら

事前に対策を練ることもできる。


ショートヘアが似合わなかったら

カツラにしちゃう

とか、ね。


これからは

髪だけじゃなく

恐怖や不安を解消するスパンも

短くしていきたいな♬